販促エリア分析/ エリアマーケティング・商圏分析・GIS用語集
意味
売上向上のために販促物を配布するにあたり、より費用対効果の高い地域を選定すること。
お客様(ターゲット)がどこにいるのかを見つけ、その地域に販促物を配布することです。
例えば、ミニバンの販促チラシを投下するのであれば、単身世帯の多い地域より、ファミリー層の多い地域が効率的なのではないでしょうか。
お客さんがどこにいるか知ってますか?
店長はお客様がどこから来ているか「何となく」理解しています。しかし、「何となく」でいいのでしょうか? お客様がそのお店に行くには理由があります。それは品揃えや価格だけではなく、道路・線路など商圏を遮断するものや、競合店の位置など地理的条件も影響しています。 もし、お客様が全く来ない(いない)地域に広告を撒き続けているならばそれは大きな損失です。ただちに配布地域を考え直すことが必要です。それにはまず地図上で顧客分布を表示し、「どこにお客様がいるのか」を知ることから始めましょう。
どこが強い(弱い)地域か知っていますか?
スーパーAでは世帯数の何%が会員になったかを町丁目別に色分けされた「会員シェア(市場占有率)」で表示しています(左図)。赤い地域が「勝ち地域」です。
これまでの分析から、この「勝ち地域」を増やすことができれば店の売上も比例して増えると考えています。「勝ち地域」を増やすために町丁目別のポスティング戦略を立てるようになりました。
例えば、1丁目は高齢者比率が高いので○○商品をメインにしたチラシを配ります。〔仮説〕
さらに、ポスティングのレスポンス率を測定します。〔検証〕
この作業を繰り返すことにより効率的な販促をおこなえるようになりました。