販促エリア分析:効果的な販促分析の方法
広告代理店、印刷会社、ポスティング会社など販促を実施している企業は、クライアントの要求にこたえながら少しでも販促チラシのレスポンスを上げることで自社の売上向上に取り組んでいます。
クライアントからは予算削減や部数削減、値引きなど様々な要求があります。
それに対して有効なのが販促エリア分析です。エリアマーケティングGISを使って販促エリアの分析を行うことで、複数の媒体での販促実施を行ったりチラシのレスポンス率を向上させたりして広告宣伝の受注額を増やすことができます。販促分析を行うことで販促の効果の検証も行うことができます。
ある企業の販促実施ノウハウと販促のエリア分析についてご紹介します。
「販売促進 × エリアマーケティング」で効果的な販促
不動産業界での販促分析
不動産リフォーム業者での販促エリア分析の話です。対象となる営業エリア内では地域ごとに世帯数や人口に大きな差があり、毎週開催される見学会などのイベントへの集客を行う際に、地域特性に合わせた広告媒体を選択しなければ十分な集客が出来ないという課題を抱えていましたが、安価で大量に配布できるという理由から新聞折込チラシのみでしか販促を行っておりませんでした。
販促の依頼を請けたA社は、販促のエリア分析を行った上で、広告媒体を新聞折込のみから新聞折込+ポスティングに変更しました。
世帯年齢が高く比較的新聞購読率の多い郊外エリアでは安価な新聞折込の部数を多くして、若年層の多い都市部や駅から近いエリアではポスティングを中心に部数を絞って広告を行いました。その結果、新聞折込媒体のみの受注に比べ全体の数量が減りましたが、広告媒体を複数利用することで集客率のアップと広告宣伝の受注額アップにつながりました。