ポスティング料金は1枚いくら?料金の内訳や目安金額をチェック!

オフライン施策 , 販売促進
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自店舗の営業対象エリアで顧客を増やす手段としてポスティングを検討した場合、投資対効果の観点から見ても、施策の費用は気にしなければいけない項目の一つ。
ポスティングの料金はいくつかの要因によって価格が決められているため、価格の内訳や価格変動の原因について理解しておく必要があります。

今回は、ポスティングにかかる料金について相場と内訳、価格に大きく影響を与える要因について解説していきます。

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ポスティングを依頼すると料金はどのくらいかかる?

ポスティングの料金は地域・配布方法・デザインなどの内訳や内容によって変動しますが、
1枚当たり7~12円が相場です。

広告宣伝費に割くべき予算は限られているため、ポスティングを依頼する場合の費用を事前に理解し、費用対効果が期待できるかどうかを検討したうえで外注の可否を決める必要がありますよね。

ただし、あくまでも「1枚当たり7~12円」というのはポスティングを業者に依頼した場合の相場であるため、より正確な料金を把握するにはチラシのサイズや配布エリアなどの細かい要望を伝えて、専門業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします。

ポスティング料金の内訳と相場

ポスティング料金の内訳は

  • デザイン料金
  • 印刷料金
  • 配布料金

で構成されており、それぞれの費用によってポスティング料金の総額が変わります。ここでは、各料金の相場について理解しておきましょう。

“デザイン料金”は約2万~6万円が料金目安

デザイン料金は、チラシのデザインによって変動します。例えばチラシがA4サイズである場合、デザイン料金の相場は2~6万円です。
色数を単色・フルカラーのどちらにするか、印刷面が片面か両面かといった条件によって料金は変わってきます。

企画の目的や全体予算などに合わせてコンサルティングまでおこなってくれる会社の場合は、デザイン費用も変わってくるでしょう。

“印刷料金“は1万部2万円~が料金目安

印刷料金の相場は、A4のチラシを印刷する場合、1万部で2万円が目安です。カラーやサイズ、印刷面の数などによって価格が変動します。
片面または両面、モノクロかカラーか、サイズはどの程度で印刷したいか、印刷枚数は何枚にするかなどをあらかじめ決めておきましょう。

判断に迷うのであれば、どんな内容で何をどのくらいの消費者へ届けたいか、どのくらい反響が欲しいかなどを決めておきましょう。

“配布料金”の目安は1万部で4万~5万円程度

チラシを対応エリア全戸に配布する全戸配布と、販売顧客層などを絞り込む条件付きで配布するのとでは料金が異なります。

配布料金の目安となる考え方としては、以下の2つの配布方法があります。

1.軒並み配布(別名|ローラー配布)

「軒並み配布(ローラー配布)」とは、一戸建て・マンション・アパート・会社を問わずチラシを配布する方法。ポスティングが禁止されている建物を除いてチラシを配布します。エリアは主に町丁目レベルでの決め方が多くなっており、配布部数や予算に応じて配布エリアを選定する形が多くなっています。

チラシのサイズにもよりますが、1枚当たり2円~6円前後となるでしょう

2.条件付き配布(別名|セグメント配布)

「条件付き配布(セグメント配布)」は、特定の条件をもとにしたチラシの配布方法。
例えば高級マンションだけに配布、駐車場付きの戸建てに限定した配布、エリアマーケティングGISによる統計データで選定したエリアだけに配布するなどのセグメント条件があります。

条件付き配布はローラー配布より高くなっており、1枚あたり6~10円前後が相場となっています。

料金の変動が大きいのは「配布料金」

ポスティングの料金は、デザイン・印刷・配布方法の3要素で決まりますが、中でも特に変動が大きいのは配布料金です。
配布方法のほかに、配布エリアや配布枚数、配布時間帯などでも大きく価格が変動することを覚えておきましょう。ポスティング費用で最も大きな割合を占めるのは人件費であり、手間と時間がかかる配送手段を選ぶほど人件費がかさむため、ポスティング料金も割高となります。ここでは、配布料金の変動要因について解説します。

変動の理由①配布方法

チラシは、条件付きで配布するよりも軒並み配布の方が割安となります。

軒並み配布の場合、メインターゲットとしている人以外にチラシが届くというデメリットはあるものの、短時間で大量のチラシやカタログを届けられます。
条件付き配布は、エリア内のターゲット層を事前に絞り込む作業が発生するため、コストと時間がかかる代わりに、ターゲットとする層へチラシを届けやすいです。

配布事例|不動産会社が土地・注文住宅に関するポスティングを実施する場合

例えば、戸建て住宅や土地の販売をおこなう不動産会社が、注文住宅向けの土地や建売住宅の購入を検討している可能性の高い賃貸住宅の居住者に向けてチラシを配布するといった場合に利用します。

配布先の世帯数が多いと割引されるケースが多い

また多くのポスティング業者は、世帯数が多いエリアほど料金を安くする仕組みを導入しています。例えば大型マンションなどの集合住宅ではポストが一か所に集約されており、短時間で効率よく配布をおこなえるため単価も安くなります。

反面、戸建てが多い地域では配布に手間がかかるため、単価が高めとなります。配布にかかる時間が短くなるほど人件費を抑えられ、配布料金も安くなります。

変動の理由②チラシのサイズと枚数

チラシのサイズが大きく、配布枚数が増えるとポスティングに時間がかかるため料金も割高となります。
特に、B4サイズを超えるとチラシをポストに投函しやすいサイズに折る加工など、ポスティング業者の手間が増え、さらに配布枚数が多くなると配布人員が増えるため、人件費も高額となります。

変動の理由③配布エリア

人口密度の低さや建物と建物の間隔が広いなどの理由から、都市部よりも地方におけるポスティング料金の方が割高となります。建物が密集している場所や集合住宅が多い地区では短時間でより多くのチラシを配布できますが、建物どうしの間隔が広い地方の場合、都市部と同じ枚数を配布するにも手間と時間がかかるためです。

まとめ:ポスティング依頼は見積もりをとってから!

ポスティングの価格を決める主な要因は

  • デザイン
  • 印刷
  • 配布にかかる料金

の3つです。

中でも配布方法は、ポスティング費用の大半を占める人件費を左右する最大の要因です。

配布方法次第でポスティング価格が大きく変動するため、予算内で収まるように検討する必要があります。希望する配布エリアや配布枚数、配布方法などの詳しい条件を伝えることで正確なポスティング費用が把握できるので、まずはポスティングを依頼する専門業者をいくつかピックアップして、見積もりを取ることをおすすめします。

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タグ : ポスティング
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